人生100年時代の生き方!なぜライフシフトが必要なのか
こんにちは。
株式会社UCHIAGEでインターンとして働いております、ゆうなと申します。
最近は、テレビや雑誌でも「人生100年時代」と言われることが多い気がします。医療が発達したりする中で、豊かな国では長く生き続けられるのが当たり前になっています。
100年生きるならどうするか?ではなく、100年生きるために必要なものを知っておこうと、100歳まで生きる前提で話が進んでいることが多い印象です。
今回はその100年時代を生きる上で重要になってくる考え方「ライフシフト」について調べました。
ライフシフトとは
出典:「平均寿命の推移」(厚生労働省)
約100年前の1914年に生まれた人が、100歳まで生きている確率はわずか1%だったのですが、2107年の世界では、100歳まで生きることが普通の光景になっていると言われています。日本にいたっては、2007年生まれの約50%は107歳まで生きると推測されていて、あなたもその1人かもしれません。
健康、栄養、医療、衛生といった多分野におけるイノベーションによって、平均寿命は大きく上昇して来ましたが、重要なのは、健康に生きる期間が長くなるということと言われています。
例えば、認知症の解明と対処にも、今後大きな前進があると目されており、想像以上に長く生きられる可能性が高くなっています。
そこで、注目されているのが「ライフシフト」です。
日本でも旋風を巻き起こした『ワーク・シフト』の著者リンダ・グラットンと、経済学の権威アンドリュー・スコットによる本『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』のテーマは「100年時代の人生戦略」です。
ライフシフトから学ぶ人生戦略の変化
新しい人生の節目と転機が出現し、「教育→仕事→引退」という人生から、「マルチステージ」の人生へと様変わりしたことに伴い、引退後の資金問題にとどまらず、スキル、健康、人間関係といった「見えない資産」をどう育んでいくか問われます。
今後どんな時代が訪れ、どんな生き方を模索すればいいのか。その際、どのような有形、無形の資産が重要性を増すのか、どんな人間関係を築いていけばいいのか。企業や政府が取り組むべき課題は何か。こういったテーマと向き合うための手がかりを、豊富な「人生のケーススタディー」とともに与えられ、読み進めるにつれ、「自分は何を大切に生きているのか」「何を人生の土台にしたいのか」と考えさせられることが多くなります。
20代から60代という時期を、仕事のキャリアアップ一筋で過ごさず、仕事・学び・遊びのバランスをとりつつ、柔軟に人生を組み立てていく。長時間労働を見直し、自分らしい人生を生きる。「不快で残酷で長い」人生ほどつらいものはありません。それを避ける新しい試みは、すでに始まりつつあります。
ー20歳前後まで教育を受け、65歳までバリバリ働き、その後は引退して余生を楽しむー
多くの日本人がこうした3ステージの人生を想定してきたと思います。しかし、この先、会社も政府の年金もあてにならないいまま、65歳までの働きでその後の長い人生を賄うほど貯蓄をするのも難しいとなれば、できるかぎり健康に過ごし、より長く働くことが求められます。
私は今20代で教育を終え、これからバリバリ働いていくんだ。と思っていた矢先に、長く生きて、長く働くことや健康に過ごすことを考えるなんて、20数年でも長いなと感じますが、人生の長さに驚きました。それと共に何も考えないことが少し怖くなりました。
この情報を知るだけでなく、具体的に考えていくのが大事だと思います。
重要になるのが変化する力
参照先:https://safariman.hatenadiary.com/entry/2020/10/12/021600
健康や人間関係といった無形の資産を今からつくっていくことが大事
マルチステージを生きるために、著書『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』で重視されているのが、「無形資産」だそうです。無形資産には、生産性資産、活力資産、変身資産の3つがあります。
1.生産性資産:主に仕事に役立つ知識やスキルのこと。
2.活力資産:健康や、良好な家族・友人関係のこと。
3.変身資産:変化に応じて自分を変えていく力のこと。
もちろん、マイホームや現金、や金融商品のような「有形資産」が重要なことは、言うまでもありません。
ですが、お金を稼ぐのは、それを欲しいモノと交換できるからで、。お金それ自体を目的にしているわけではないのです。
無形資産は、「よい人生」を送るうえで価値があるだけでなく、有形資産の形成を後押しするという点でも、重要な資産です。
有形であれ、無形であれ、資産はきちんとメンテナンスをしないと、価値が減じます。無形資産を蓄積していくには、有形資産に偏りがちだったこれまでの時間の使い方も見直す必要があります。
(出典:https://book.toyokeizai.net/life-shift/about/)
ここから私が学んだことは、将来設計の中でマイホームなどの有形資産を手にしていればどこか安心と思っていましたが、無形資産を形成していくことが自分自身の中身が豊かになる可能性が広がるということです。
やはり、家にいることが全てではなく、そこに誰といるのか、何をするのかで楽しいと思える機会がふえるのであれば、無形資産を蓄えようと思いました。
最後に
100年生きるためには、その時間に何をやるか、どれだけのお金がかかるのかとおめでたいけどシビアな側面が多いことを学びました。
正直、激動の時代で先を予測することは簡単にできません。だからこそ、変化に対応できる力が重要なのだと本を通して学びました。
何も準備しないままその時を迎えるのではなく、こうして若いうちからの学びや知識が役に立つと思うので、私もこれから100歳まで生きるための人生戦略をたてていきます。
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