今とこれからに活きる「華僑」の考え方

投稿者: uchiage 投稿日:

みなさん「華僑(かきょう)」をご存知ですか?
 

華僑とは、本国である中国を離れ、他国に移住した中国人およびその子孫のことをいいます。
 

彼らはビジネス感覚が優れており、どの時代・どの地域においても長期的な成功を収めていることから、華僑の考え方・価値観について書かれた書籍は数多くあります。

日本の有名企業の中にも、華僑の考え方を取り入れ大成したとされるものもあるほどです。

特に近年になり、副業、フリーランス、社内起業など、働き方も多様化し、人材育成の関係者の方々に話を聞いていても、華僑の考え方がより活きる世の中になっているように感じます。

 

今日は、その華僑の「生き方」「考え方」について、最近読んだ『一生お金に困らない「華僑」の思考法則』という本の中から、3つほど紹介しようと思います。

 

ビジネスに活きるコミュニケーション

華僑は、意図的に「ノンバーバルコミュニケーション」を使い分けます。

ノンバーバルコミュニケーションとは、「言語」以外の「表情」「声色」といった非言語をつかうコミュニケーションのことです。

 

例えば、相手より優位に立ちたいビジネスシーンでは「無反応」を効果的に使います。日本人は「空気を読む」という言葉があるくらい、相手の反応に気を遣います。そういった相手だとなおさら、「無反応」というコミュニケーションは精神的優位に自分を立たせることができます。

大事な商談で、もし相手が「無反応」だったら・・ついついお伺いを立てたり、よりよい条件を自分から提示してしまいそうですね。想像しただけで、やりにくいなぁと感じます・・。

 

また、時にはアメリカ人よりオーバーリアクションと言われることもあるそうです。

華僑がオーバーリアクションを使う目的は、3つあります。

 

・楽しい場をいっそう盛り上げる

・相手をその気にさせる

・決断をスピードアップさせる

 

確かに、リアクションの大きい人は好感を持てますし、反応がない人はそれだけで威厳を感じたりしますよね。

インターン先の矢内社長も、友好な人間関係をつくっていく上で「リアクションはとても大事」と常々おっしゃっています。近年では、企業の研修にもコミュニケーションを重視したものが積極的に取り入れられるようになっています。意識してコミュニケーションを取れるようになれば、プライベートでもビジネスでも大活躍できそうですよね。

 

お金の使い方・考え方

「金は天下の回りもの」という言葉があります。

お金は一カ所に留まることなく、世間を回っているという意ですが、華僑は「天下」という言葉を、お天道さまの下という意味でなく「自分の仲間の範囲」という意味で使うそうです。

 

仲間のビジネスには惜しみなくお金を使い、また、自分のビジネスに仲間がお金を使ってくれる。そうやって、仲間内でお金を回していています。

華僑は、短期的な利益よりもなによりも、人との出会いを宝物として捉えてビジネスを拡大させています。

自身の娯楽よりも、人との信頼を高めることに重きを置いてお金を使っているのです。

 

お金を稼ぐことも大切、だけど、それをどう使うか?に人柄が出る。

稼ぎ方もそうですが、稼いだお金をどのように使っていくかは、今からしっかり考えていきたいと思います。

給料日に散財・・なんてことにならないように、若いうちから家計簿をつけるなど、お金の管理は日常的にやっておかないとですね。

 

 

失敗しない仕事の仕方

華僑は「ひとりで仕事をしない」ことを大事にしてます。

ひとりでは10年かかることも、10人でやれば1年で終わる。あるいはシナジー効果で、それ以上の結果をつくる可能性もあると考えているからです。

華僑のようにビジネスをチームで行うことには下記のようなメリットがあります。

 

・自分がなんでもできるようにならなくてもいい

・得意分野を生かしあえる

・チームでやるので自分がサボれない

 

また、華僑のビジネスには失敗がないとも言われています。

それは「ミスをミスとしない」文化があるからです。

失敗して失うのはお金だけ。その代わりに、代えがたい経験や知識を得られると考える。

 

また、「失敗をバネに頑張ろう」というモチベーションをあげるレベルで失敗をとらえることも、もったいないとされます。失敗に対して「何が原因だったのか」「何がうまくいったのか」「どうやったら成功するのか」を考え続けることで、マイナスをプラスに転じさせていく。

それができるようになれば、何をやってもうまくいく、まさに怖いものなしのビジネスマンですね。

 

まとめ

今回まとめさせていただいたものは、華僑の考え方のほんの一部ですが、

・すぐに実践できて効果的と感じたもの

・今までの観念を覆すような驚きがあったもの

を自分なりに3つ選んでみました。

 

変化の激しいこのご時世だからこそ

・時代や環境が変わったとしても成功するマインド

・短期的ではなく長期的に(子供や孫の代まで)繁栄する考え方

を身につけておくことは、非常に有用だと感じました。

是非、興味を持った方は書籍の方で学んでみてはいかがでしょうか?

 

 

参考文献:

一生お金に困らない「華僑」の思考法則(著者:大城 太)

 

 

ブログ執筆者:ヤマト

株式会社UCHIAGEで、インターンとして働きながら経営・コンサルについて学んでいます。

インターン企画の一環で、プレスリリース配信、メディアの運営・コンテンツ制作を行っています。

カテゴリー: 読書感想

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