【SDGs】株式会社UCHIAGEのSDGsへの取り組み【目標12. つくる責任 つかう責任】
投稿者: uchiage 投稿日:
皆さん、こんにちは!株式会社UCHIAGE広報室の柳瀬です。
株式会社UCHIAGEでは、未来の地球をきれいに保ちたいという思いから、国連が定める”持続可能な開発目標(SDGs)”の推進に取り組んでいます。
今回は、私達が取り組むSDGsの17の目標のうち、【目標12. つくる責任 つかう責任】に関する取り組みについてご紹介します。【目標13. 気候変動に具体的な対策を】への取り組みについては、前回の記事をご覧ください。
目次
SDGs:持続可能でよりよい世界を目指す国際目標
SDGsはSustainable Development Goalsの略称であり、持続可能な世界を実現するために定められた世界的な開発目標です。SDGsについて、外務省のホームページでは以下のように記載されています。
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
出典:SDGsとは?| 外務省
私達の世界は今生きている私達だけのものではありません。未来の地球をきれいに保ち、私達の子孫が安心して生活できるために、持続可能な世界を実現することを目指すのがSDGsです。そのためにSDGsでは、17のゴール、169のターゲットに分けて、2030年までに達成するべき目標を定めています。
【目標12】持続可能な生産と消費を促進する
DGsの17の目標のうち、持続可能な生産と消費に関する目標を定めたものが【目標12. つくる責任 つかう責任】です。目標12は以下の11のターゲットから構成されています。
「12-1」のように数字で示されるターゲットは、それぞれの項目の達成目標を示しています。また、「12-a」のようにアルファベットで示されるターゲットは、実現のための方法を示しています。
12-1 持続可能な消費と生産の10年計画を実行する。先進国がリーダーとなり、開発途上国の開発の状況や対応力も考えに入れながら、すべての国が行動する。
12-2 2030年までに、天然資源を持続的に管理し、効率よく使えるようにする。
12-3 2030年までに、お店や消費者のところで捨てられる食料(一人当たりの量)を半分に減らす。また、生産者からお店への流れのなかで、食料が捨てられたり、失われたりすることを減らす。
12-4 2020年までに、国際的な取り決めにしたがって、化学物質やあらゆる廃棄物(ごみ)を環境に害を与えないように管理できるようにする。人の健康や自然環境に与える悪い影響をできるかぎり小さくするために、大気、水、土壌へ化学物質やごみが出されることを大きく減らす。
12-5 2030年までに、ごみが出ることを防いだり、減らしたり、リサイクル・リユースをして、ごみの発生する量を大きく減らす
12-6 とくに大きな会社やさまざまな国で活動する会社に、持続可能な取り組みをはじめ、会社の成果を報告する定期的なレポートに持続可能性についての情報をふくめるようにすすめる。
12-7 国の政策や優先されることにしたがって、国や自治体がものやサービスを買うときには、それが持続可能な形で行われるようすすめる。
12-8 2030年までに、人びとがあらゆる場所で、持続可能な開発や、自然と調和したくらし方に関する情報と意識を持つようにする。
12-a 開発途上国が、より持続可能な消費や生産の形をすすめられるよう、科学的および技術的な能力の強化を支援する。
12-b 地域に仕事を生み出したり、地方の文化や特産品を広めるような持続可能な観光業に対して、持続可能な開発がもたらす影響をはかるための方法を考え、実行する。
12-c 資源のむだづかいにつながるような化石燃料(石油など)に対する補助金の仕組みを変える。そのために、各国の状況に応じて、税金の制度を改正したり、有害な補助金があれば環境への影響を考えて段階的になくしたりして、化石燃料が適正に売り買いされるようにする。そのとき、開発途上国の状況や必要としていることなどを十分に考え、貧しい人や影響を受けるコミュニティが守られるようにして、開発にあたえる影響をできる限り小さくする。
目標12が定められた背景には、現在の大量生産・大量消費の生活スタイルに対する警鐘の意味合いが含まれています。現在、世界で生産されている食品の約1/3は捨てられているそうです[1]。日本においても、年間520万トン以上の食品ロスが発生していると推計されています[2]。一方で、2020年には、世界中で約31億人が健康的な食事をする余裕がなく、これは2019年と比較して1億1,200万人多くなっていると報告されています[3]。
私たちの生活から生まれる生活排水も環境に大きな影響を与えています。私たちが1日に使う水(生活排水)の量は250リットルにものぼり、そのうちの50%は台所や洗濯からの排水です[4]。東京都内においては、都内で川や海に流される汚濁の70%以上はこの生活排水に起因していると言われています[5]。
持続可能な生産と消費をするためにできること
持続可能な生産と消費には、環境に対する負荷を減らし、資源の有効活用をすることが必要です。そのために、私たちができることは何でしょうか。
一つの取り組みは食品ロスをできる限り減らすということです。普段の食生活の中でも無駄なものはできるだけ買わない。賞味期限が近いものをできるだけ選び、購入した食材は使い切る。また、フードバンク[6]と呼ばれる、食品企業の製造工程で発生する規格外品などを引き取り、福祉施設等へ無料で提供する団体・活動へ食品やお金を寄付する事もできます。
また生分解性の製品を選択したり、資源の廃棄を減らすことも効果的です。「生分解性(biodegradable)」とは、微生物などの働きによって分解し、最終的には水と二酸化炭素にまで変化し、土に還る性質を持つ物質のことです[7]。資源の廃棄を減らすためには、リデュース(減らす)・リユース(再使用)・リサイクル(再資源化)の3Rを意識することが重要です[8]。
消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うことをエシカル消費と呼びます[9]。私たち一人一人がエシカルでサステナブル(持続可能な)ライフスタイルを生活することが、目標12を達成することに繋がります。
運営店舗では持続可能な商品を厳選
株式会社UCHIAGEが運営するオーガニックセレクトショップ「natural style BIO SOPRA Tokyo(以下 BIO SOPRA)」では、オーガニックコスメや食品、分解されて自然にかえる家庭用洗剤など、環境に優しく生産方法にまでこだわった商品を厳選して取り扱っています。
例えば、弊社取扱商品の一つであるオーガニックハーブティーのゾネントアは、有機栽培されたハーブのみを用い、保存料や人工香料を使わずに製品化しています。また、パッケージや包装にも環境負荷を抑えるための工夫が施されており、外箱からティーバックにいたるまで100%生分解可能で、そのまま土に還るようになっています。
また、同じく弊社取り扱い商品であるエコ・オーガニック洗剤 solara〈ソラーラ〉は、天然原料のみを使用し、原料選びから調達・処方・パッケージまで、資源とエネルギーの無駄を最小限に抑えることで、使用しても”汚染”にならない生産サイクルを実現しています。
最後に
今回は株式会社UCHIAGEのSDGsへの取り組みのうち、【目標12. つくる責任 つかう責任】に関係するものをご紹介しました。
私たちは日々を生きているだけでも様々な消費活動を行っています。一つ一つは小さくても、その選択の積み重ねが未来の地球に大きな影響を与えます。
地球の未来は、今を生きる私たちの手にかかっています。弊社代表の矢内綾乃が目指す『未来の青い地球を守る』ためにも、株式会社UCHIAGEはエシカルでサステナブルなライフスタイルを提案し続けます。
参考文献
[1] 12.つくる責任、つかう責任 | SDGsクラブ | 日本ユニセフ協会(ユニセフ日本委員会)
[2] 学校給食から発生する食品ロス等の状況に関する調査結果について(お知らせ) | 報道発表資料 | 環境省
[3] The State of Food Security and Nutrition in the World 2022 | FAO
[4] 生活排水読本 | 環境省
[6] フードバンク:農林水産省
[7] バイオプラスチックとは? | プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(プラ新法)の普及啓発ページ | 環境省
[8] 3R政策(METI/経済産業省)
[9] エシカル消費とは | 消費者庁
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