華僑はなぜ豊かな人が多いのか?歴史や背景からその根本を探る
株式会社UCHIAGEでインターンとして働くりゅうです。
昨今の日本では、優秀な外国人が増えています。
様々な国籍の方が、コンビニやチェーン店のみならず、会社の役員としても活躍されています。
その中でも、「華僑(かきょう)」と呼ばれる人たちがいます。
華僑とは、海外に移住している中国人のことを指します。
なお、華僑と同じように海外に住んでいる中国人でも「華人(かじん)」と呼ばれる人たちもいます。
華人とは移住した国の国籍を取得した中国人のことを指します。
華僑は中国への帰属意識が強く、華人はその帰属意識が薄いとされています。
華僑や華人には優秀な経営者が多数おり、世界的にも大きな影響を与えています。

なぜこれだけの影響を与えるようになってきたのか。
詳しく見ていきたいと思います。
華僑の歴史
中国人が海外に移住し始めたのは1800年代に遡ります。
アヘン戦争の敗北により開国を余儀なくされ、
当時の中国は経済的に不安定だったため、海外に移住して働く人口が増加していきました。
海外での生活は、最初は最底辺の立場にいた彼らでしたが、同族・同郷出身の人たちで団結し、幇という組織をつくって助け合うようになります。
この組織の結成、ネットワークを活用することにより、地位が向上するようになってきました。
参考:南洋華僑 – 世界史の窓
華僑はなぜ豊かになる人が多いのか
このような背景から、華僑はビジネスの勝ち負けへのこだわりが強く、子供の頃からお金に関する教育を施しています。
華僑は子供の教育に力を入れていて、教育にはお金を惜しまず使います。
そして、子供たちに教育費がどれだけかかっているのかをしっかりと説明するのです。

子供たちはこの教育費を返そうとするため、社会に出て早期に起業していきます。
会社員として会社に入る人もいますが、会社の中で出世しようとする人はおらず、いずれ自分で起業していきます。
会社員では教育費を返すのに何年かかるかわからないことを理解しているのです。
親から受けった教育費を返していくのは当たり前のことで、起業する際に親から支援を受けたのであればそれも返すことは当然と考えているのです。
受けた恩は必ず返す。
その想いが根底にあるからこそ、稼ぐことへの意欲が高いのだといえます。
華僑について学んでみて、日本人にはない貪欲さ、ビジネスへの意識の高さに驚かされました。
本国である中国から離れて暮らしている人たちだからこそ、生きていくために力をつけようと努力してきたのだなと感じました。
日本は恵まれた国で、そこで育った人たちはその貪欲さを失っているように思います。
私自身も、不自由なく過ごせていることが当たり前になっていていました。
今は不自由がなかったとしても、これからの時代はどうなるかわかりません。
だからこそ、稼ぐ力、起業していけるだけの力をつけることが大事だと感じます。
華僑から学び、貪欲に吸収して成長していきたいと思います。
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