オーガニックへの取り組み。世界から見た日本

投稿者: uchiage 投稿日:

いつもブログを読んで下さりありがとうございます。
塚原です。
 
先日株式会社UCHIAGE代表の矢内と広報担当でオーガニック飲み会を実施しました。
オーガニック飲み会とはオーガニックなものを集め、今後の店舗の未来を考えるというもので、私は今回初めて参加しました。
 
代表の矢内は仕事の関係で海外に行かれることがよくあるので、ヨーロッパなどの現地で体験したことをもとに話をしてくださいました。
 
今回はオーガニックショップビオセボンで買い出しをしたのですが、どうやらヨーロッパでは特に環境の意識が高く、多少金額が高くてもオーガニックを選ぶ方が多いとのことでした。
 
日本は環境への意識が低くオーガニックへの転換率が低いことについて驚いたこともあり、今回は環境への取り組みについて書いていきます。

 

◎日本と海外では環境への意識に違いがある

日本はここ数年で、オーガニックやヴィーガンなどが流行ってきているように感じます。
流行ってはいるものの世界的にみるとオーガニックの普及率は低く、意識が高い人、富裕層のものというイメージが強い傾向があります。
 

参考:有機農業をめぐる事情
  


国別の有機食品売上額を見るとアメリカが圧倒的なのですが、1人当たりの年間有機食品消費額を見るとスイス、スウェーデン、オーストリア、フランス、ドイツなどヨーロッパではオーガニックを消費する割合が多いことから、オーガニックを取り入れることが国レベルで浸透していることがわかります。
 
オーガニック市場が伸びている背景には、

・食の安全に対する関心
・環境保全
・倫理的課題への関心(フェアトレード、動物愛護、スローフード)
・SDGsへの取り組み

などが動機として考えられます。
 
特に、2000年以降に成人を迎えている「ミレニアル世代」は、経済的な成功よりも社会に対する影響力を生きるモチベーションとする傾向にあり、環境問題にも関心が高い世代です。

参考:サステナブル・インクルーシブな未来社会に向けた企業行動への期待の高まり 第1節

 

また環境対策をはじめとする社会貢献への意識の高まりから、地球環境への負荷が懸念される農薬や化学肥料に頼らないオーガニックを支援する傾向があります。
アメリカの場合は国がオーガニックを促進するための支援をしています。
例えば

・オーガニック認証コストシェアプログラム(OCCSP)で、オーガニックプロセスへの移行費用を最大750ドル(約96,000円)支援
・オーガニック認証取得のトレーニングが必要な場合に提供するオーガニック移行教育認証プログラム(OTECP)で、認定カテゴリーごとに最大250ドル(約32,000円)を支援

があるので、オーガニックを導入しやすいような取り組みを行っています。

参考:有機農業をめぐる事情

 

◎なぜ日本ではオーガニックが広がりづらいのか

日本でオーガニックが話題になってきたのはここ数年の話です。
ここ数年の話ではありますがこれからオーガニックに転換するかどうかアンケートを取ったところ55%の生産者は「有機農業に取り組むつもりはない」との回答で、理由は主に

・JAS認証に関して負担はあるが売上につながるかどうか
・農法関係なく独自のやり方でおいしいものを生産したい

というものでした。(2019年調査実施)

 

抜粋:楽天ファーム 日本のオーガニックはなぜ遅れているのかーアグリビジネス論Vol.9


 
JASとは日本農林規格等に関する法律(JAS法)に基づくJAS制度は、食品・農林水産品やこれらの取扱い等の方法などについての規格(JAS)を国が制定するとともに、JASを満たすことを証するマーク(JASマーク)を、当該食品・農林水産品や事業者の広告などに表示できる制度です。

引用:JASについて 農林水産省

 
私はこのアンケート結果の背景にはお国柄が関係していると思います。
日本は保守的で、古きを重んじ、集団主義的な考え方があり、変化を嫌う傾向があります。
なので変化をするには時間がかかるため、オーガニックに限らず速いスピードで変化するには政府の強制力や支援が必要です。
 
しかし農家の方の収入が低く、切替をしたくても支援が行き届いていないのが現状です。
また、消費者側のほうにもオーガニックへの理解する機会を増やし手に取りやすい身近なものにしていく創意工夫にも力を入れていく必要があります。
 
私もオーガニックを取り入れることがあるのですが、

・筋トレの際にとる食材やプロテインはオーガニックまたはヴィーガンにする
・肌が弱いのでオーガニックコットンを利用する
・洗濯洗剤をオーガニックにする
・石油由来のシャンプーではなくオーガニックにすること

などをして生活に取り入れるようにしています。
 
環境への配慮というより自分の体に取り入れるものだからこそいいものを取り入れたいと思って使っています。
すべてオーガニックに転換するというのも素晴らしいと思いますが、1つでも身の回りの物をオーガニックに変えることによって自身のコンプレックスを解決したり、環境に配慮できたらいいですよね。


 
◎日本のオーガニックへの取り組み

日本は環境への意識が低いのでオーガニックへの転換が海外に比べて遅いということを書きましたが、国としては支援も含め取組みを行っているようです。
例えば

・人材育成(後継者)
・産業づくり
・販売機会の多様化
・消費者理解の推進
・技術開発・調査

が主に取組としてあげられます。

参考:【有機農業関連情報】トップ ~有機農業とは~

 

身近なところでは、イオンがオーガニックに力を入れています。

・全国で600店舗を超えるイオンの店舗で「オーガニック野菜専用売り場」導入(2018年)
・フランスのオーガニック専門スーパ―「ビオセボン」社と共同出資で「ビオセボンジャポン」を立ち上げし、都内中心に14店舗まで拡大し(2019年8月時点)

引用:イオンのオーガニック取組み


 
他にもカフェやレストラン、ホテルでオーガニック食品を推進する事業を行っています。
具体的内容としてはオーガニック食材の調達支援やPR支援を行うほか、オーガニックカフェの誘致なども進めています。
 
まだ世の中ではオーガニックについての取組は始まったばかりですが2040年までに次世代有機農業技術を確立することで市場やオーガニックのシェアは拡大していくでしょう。
購入するならオーガニックとなる日は近いです。


 
◎まとめ
今回はオーガニック飲み会を通して今後の店舗の未来を考えるきっかけになりました。
 
株式会社UCHIAGEにはオーガニックを扱う小売店も業態としてあり、仕入れ先にこだわっています。
家庭で毎日触れて触れて使うものを成分にこだわって、環境と自分に優しい上質さをもったものに変えていく価値を知りました。
 
これから20年でオーガニックをますます広げていくために今からオーガニックの先駆者として世の中に影響を与えていくことを広報の立場から発信していきます。

カテゴリー: オーガニック