大豆ミートが世の中を変える!栄養価が高くSDGsにも貢献する大豆ミートの魅力とは

投稿者: uchiage 投稿日:

こんばんは。
塚原です。

 

1年も早いものでもう12月ですね。
今年の冬は11月になっても20℃を超える日もあり、比較的快適に過ごせてうれしいです。

 

年末に近づくとおいしいものはもちろんですが、豪華なものが食べたくなるのは私だけでしょうか?
私の実家ではクリスマスになると毎年牛肉のステーキを食べていて、この時期が待ち遠しかったのを覚えています。

 

私は肉が好きでよく食べるのですが、最近見かけるようになったのが大豆ミートです。
トレンドでもあるので今回は大豆ミートについて調べてたことをまとめてみました。

 

大豆ミートとは

大豆ミートは、その名の通り大豆から作られたお肉のような完全植物性の食材のことです。
大豆ミートには、大豆ミート食品と調整大豆ミート食品があります。

 
どちらも原料に大豆または大豆加工品を使用することには変わりありませんが、共通して原材料に動物性材料は使用されない特徴があり、それぞれ定められた規格があります。

 

大豆ミート食品

調整大豆ミート食品

原材料

・アミノ酸スコア(※1)が100である大豆ミート原料を使用する。

・1次原材料から3時原材料に動物性原材料および動物性原材料を使用した加工品を使用してはならない。

・1次原材料から3次原材料に動物性原材料を使用してはならない。(卵と乳は除く)

・動物性原材料(卵と乳は除く)の加工品を使用してはならない。(調味料は使用可)

大豆タンパク質含有量

10%以上

1%以上

※1 アミノ酸スコアとは…食品中のたんぱく質に必須アミノ酸※2がどれだけバランス良く含まれているかを評価したもの。最高数値は100であり、値が高いほど質の良いたんぱく質と言える。アミノ酸スコアが高い食品としては、

・豚肉(ロース):100
・鶏卵:100
・牛乳:100
・大豆:100
・アジ(生):100
・じゃがいも:73
・精白米:61

などが挙げられます。

※2 必須アミノ酸とは…生命を維持するために必要なアミノ酸20種類のこと。20種類の内9種類は体内で合成できないため、食事から摂る必要がある。

引用元:「大豆ミート食品類」JAS規格制定へ、「大豆ミート食品」は大豆たん白質10%以上/農林規格調査会

 

食文化が洋風化してる日本にとっては、大豆ミートが普及することで、和食や精進料理が若い世代に広がり食の常識を変えていく可能性があると私は思います。

 

大豆ミートがトレンドになってきた背景

ここ数年で大豆ミートがトレンドになってきたのにはSDGsや環境問題が大きく関わっています。
たとえば地球温暖化ですが、その原因に畜産が関わっているのはご存知でしょうか。
 
実は家畜によるげっぷやおなら・排泄物からは温室効果ガスであるメタンや一酸化二窒素が発生しています。
メタンは二酸化炭素の25倍、一酸化二窒素は298倍の地球温暖化効果を持つと言われています。
現在世界中の温室効果ガスの約4%(二酸化炭素換算)も占めています
 
また、食糧問題に関しても解決の一助になる。2021年における飢餓の影響を受ける人々の数は7億200万〜8億2,800万人にのぼると推計されていますが、実は世界中の人口を賄うには十分な量の食糧が生産されているそうです。
 
食糧は十分にあるのに飢餓が発生する原因の1つが食料の飼料化にあり、世界の小麦の2割、トウモロコシの6割が飼料として利用されているため賄い切れていないのが現実です。

参考:世界の穀物需給の行方
 
つまり、肉が大豆ミートに置き換わればその分、環境問題の解決やSDGsへの貢献につながります。そんな背景があり、多くの食品企業が参入しています。

 

メリット

SDGsや環境問題解決といった大きな可能性を秘めた大豆ミートですが、身近にもうれしいメリットが多数あります。
 
メリット①:高たんぱく・低カロリー・低脂質

大豆ミートというだけあり、たんぱく質が豊富に含まれています。

エネルギー

(カロリー)

たんぱく質

脂質

炭水化物

食物繊維

大豆ミート

(繊維状大豆たんぱく)

122kcal

19.7g

1.7g

8.4g

1.9g

牛肉

(肩ロース、脂身付き)

380kcal

13.8g

37.4g

0.2g

0g

豚肉

(肩ロース、脂身付き)

237kcal

17.1g

19.2g

0.1g

0g

鶏むね肉

(皮付き)

229kcal

19.5g

17.2g

0g

0g

出典:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」及び「第2章(データ)」より抜粋

※乾燥“大豆ミート”水戻し後(3倍)の計算値(粒状大豆たんぱくの値参照)

 
肉と比べても高タンパク質でありながらも低カロリー・低脂質かつ食物繊維も豊富であるため、腸活やスポーツに取り組む方、ダイエット中の方におすすめです。
 

メリット②:栄養価が高い

コレステロール

カルシウム

ビタミンB1

ビタミンB6

葉酸

大豆ミート

(繊維状大豆たんぱく)

0mg

23mg

0.38mg

0.21mg

0.03mg

57μg

牛肉

(肩ロース、脂身付き)

89mg

3mg

0.01mg

0.06mg

0.18mg

6μg

豚肉

(肩ロース、脂身付き)

69mg

4mg

0.01mg

0.63mg

0.28mg

2μg

鶏むね肉

(皮付き)

86mg

4mg

0.01mg

0.05mg

0.35mg

5μg

出典:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」及び「第2章(データ)」より抜粋

※乾燥“大豆ミート”水戻し後(3倍)の計算値(粒状大豆たんぱくの値参照)


 

大豆ミートは

・コレステロールがゼロ
・肉類に比べて鉄やカルシウム、葉酸が多く含まれている
・お肉と異なり長期保存も可能

といった嬉しい栄養的特徴があります。
 
私は週の半数が在宅というライフスタイルで、ご飯を主食として食べることが多いです。
また、麺類なども食べることが多く、簡単にとれる炭水化物が多く栄養が偏っていると感じています。

大豆ミートは栄養面でもはご飯と一緒に食べることで手軽に栄養が摂れるのでお勧めです。

 

まとめ

大豆ミートについて書いてきましたが、世の中の食生活を変えたり、環境問題を解決する可能性があるものだからこそもっと普及してほしいと思います。
 
現状は認知が低かったり、値段も高く、未知の食材であるとの認識が多いように思います。
今後は企業がどんどん参入して開発が進み、私たちの食卓に当たり前に出るようになる日が来るのが楽しみです。






カテゴリー: SDGs健康・美容

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