オーガニックワインは普通のワインとどう違う？その特徴と違いについて解説します！

オーガニックワインは有機農業で栽培されたぶどうを使い、オーガニックワインの規定に乗っ取って醸造し、公的な認証を取得したワインのことです。

前回の記事で紹介しましたが、日本国内において、有機酒類に「有機」あるいは「オーガニック」という名をつけるためには、農林水産省の定める第三者機関より有機JAS認定を取得する必要があり、これはワインについても同様です。

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なお、JAS法に「有機酒類」が追加されたのは2022年10月からであり、それ以前のものは国税庁の管轄であったため、「有機農畜産物加工酒類」もしくは「有機農産物加工酒類」と記載されています。

オーガニックワインは、加工・醸造過程の中で添加物を使用しないか、ごく少量に抑えています。そのため、通常のワインに比べて畑や醸造家ごとの個性がより出やすく、また、ブドウ品種の特徴や土地の味わいをより強く感じられると言われています。

一方で、化学的な農薬・肥料を使わないため、天候や作り手の力量に味わいが左右されやすく、生産者やインポーター、販売店などの品質を見極めることが、より重要となってきます。

オーガニックワインと混同されがちなものに、自然派ワイン（ヴァンナチュール、ナチュラルワイン）、有機ワイン（ビオワイン）などがあります。それぞれの定義は文献によってまちまちであるため、ここでは一つの参考としての分類となります。

自然派ワインは、環境や自然を尊重してワイン造りを行うという考え方によって造られているワインです。極力、化学肥料や農薬など化学的な物質の使用をせず、除草も人の手で行い、収穫も人の手で摘むという、自然の力を頼りに栽培する農法です。

有機ワイン（ビオワイン）は、ビオ（有機）とワインを組み合わせた造語で、日本においては、有機栽培のブドウを原料としたワインの総称として呼ばれています。ビオワインは、ビオロジック（オーガニック）やビオディナミ（バイオダイナミック）農法、またはその一部を取り入れた農法で造られています。

これは両者に言えることですが、有機JAS認証が必要なオーガニックワインと異なり、自然派ワイン、有機ワインには定義や厳格な規定が定められていません。そのため、生産者次第で自由に名乗ることができます。

今回はオーガニックワインの特徴とその他のワインとの違いについて紹介しました。

それぞれの言葉には裏に込められた想いがあります。私たちが運営するセレクトショップである「natural style BIO SOPRA Tokyo」も、より地球環境に優しいものを取り扱っていきたいという想いを込めて、「BIO」という名前を取り入れています。

一方で、同じような意味を持つものが異なる表現をされるということは、消費者にとっては混乱を生むもとでもあります。だからこそ、その言葉がどういう意味を持つのか、また公的な認証があるかを確認することは大事です。スーパーなどでオーガニックワインを手に取る際には、是非裏面の分類もチェックしてみてください。

また、私たちが運営するセレクトショップである「natural style BIO SOPRA Tokyo」では2022年12月10日に専門家がおススメするオーガニックワイン＆イタリアンフードを楽しむ会を開催予定です。下記リンクよりお申し込みが可能ですので、ご興味がある方は、是非ご参加頂けますと幸いです。

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