SDGsがなぜ必要なのか〜私たちができる取り組みをかんがえよう〜
こんにちは。株式会社UCHIAGEでインターンとして働いております、ゆうなと申します。
前回に引き続き、SDGsについてまだまだ気になることの中から、株式会社UCHIAGEでも取り組みを強化していきたいテーマについて考えていければと思います。
改めて「SDGs」とは、
2015年に国連総会にて採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)のことで、2030年までの具体的指針として17の目標が示されています。
今回は、「12.つくる責任 つかう責任」について私自身も取り組みを強くするために、何ができるのかを考えていこうと思います。
中でも、生きていくためにきっても切り離せない「食品」から考えてみました。
食品ロスの現状
現在、世界では約8億もの人たちが食べるものを食べられず、飲むものも飲めずに飢餓に苦しんでいます。
そして、2050年に人口が96億人に達し、食料需要量が約69億トンになり、そうなると世界では現在の2.5倍にもなる約20億人の人たちが飢餓に苦しむと予想されています。
そのため、SDGsでは2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させることを目標としています。
ちなみに食品ロスとは、食べられるのに捨てられてしまっている食品のことです。
現在、日本国内では年間646万トンもの食品ロスがあり、その量は国連世界食糧計画(WFP)が1年で世界中に支給している食品援助量の2倍にもなります。
日本の食料自給率は2016年時点で38%であるため、多くの食料を海外に依存していますが、その食料の多くを食料ロスとして廃棄していることにもなります。
食べられない人が多くいる世界線と、作りすぎて食べられずに捨ててしまう世界線の両方を解決していくことが、持続可能な地球を維持しつづけることにつながります。
つかう責任とは
食品ロスは…生産から流通、消費に至る過程で、ある程度出てしまうのは仕方ないことなのかもしれません。
しかしその量は非常に膨大であり、他にも影響があるため対応が求められています。
食品ロスが問題となる理由の1つに、廃棄するための多大なコストがかかることが挙げられます。食品を廃棄するためには、専用の施設や適切な廃棄方法を用いなければ環境や景観などにも影響を与えてしまいます。
また、二酸化炭素の排出や、焼却後の灰の埋立てなどによる環境負荷が連鎖的な問題となっていて、SDGsの他の目標にも影響を及ぼしています。
日本においては、食料自給率が低いことにより食料を輸入に頼ることになりますが、多くの食料を廃棄することは経済的な無駄を生むことにもなります。
さらに日本は、食料が豊富にあるにも関わらず、7人に1人の子どもが貧困で食料に困っているという事実があります。多くの食品ロスを発生させていることは社会的な観点でも問題です。
食料不足に関しては開発途上国などでも発生しているため、世界的に見ても食料の偏在により、公平に食料が行き渡っていない現状が問題となっています。
今すぐ、私たちができること
すぐできる取り組みを2つ挙げてみました。
〜食品ロスを出さないためには〜
私たち日本人の多くは食べ物が十分にあり、食品ロスにつながります。
食品ロスを出さない取り組みをしていきましょう。
①食材を買い過ぎず、買った食材は使い切る、食べきる
ほんの少しの注意をすることで食品ロスを減らすことができます。
買い過ぎ→買い物にいく前に自宅にある食材を確認する習慣をつける
使い切る→捨てていた部位でも何か調理法がないか、レシピサイト等で調べてみる
食べきる→料理レシピを活用するなどして、別の料理に作り変える工夫をする
②賞味期限と消費期限の違いを理解する
いつも何気なくみている食品に書かれている日付。
実はこの期限には「賞味期限」と「消費期限」の2種類があります。この違いを知らず に捨てられてしまっている食品が数多くあるので、この2つの違いを一人でも多くの方 が適切に知るだけでも食品ロス削減に大きな効果があると言われています。
・賞味期限→食品劣化の遅い食品などに用いられています。ここで表示されるのは美味し く食べることができる期限のことです。
・消費期限→劣化の早い食品に表示されるものです。期限すぎてから食べるのはおすすめ しません。
まとめ
個人でできる取り組みはもちろんのこと、一企業が率先して取り組むことでより多くの人の目に留まる一つのきっかけになると考えます。
こうして中身を知ることで、ひとりひとりが何をすればいいか明確になるので、私自身も学びや気づきが多かったです。
今日からできること、ぜひ実践しましょう!
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