SDGs目標6「安全な水とトイレを世界中に」について考える
こんにちは。
株式会社UCHIAGEでインターンとして働いているケントと申します。
最近は、SDGsがメディアでも多く取り上げられてきており、認知度も上がってきました。
ただし、具体的にどういう目標かまで理解している人は少ないと思います。
私もその一人で、SDGsという言葉と環境に配慮した活動くらいの理解でした。
そこで、SDGsの理解度を深めるためにテーマを決めて書いていきます。
今回のテーマは、SDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」です。
SDGs 目標6「安全な水とトイレを世界中に」とは?
まずは、目標とターゲットについて見ていきます。
目標とは、国連加盟193カ国が達成を目指す2016年から2030年までの国際目標です。
目標6「安全な水とトイレを世界中に」の持続可能な開発目標 は、以下になります。
“すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する”
次にターゲットとは、より具体的な目標です。
表記が数字のみのもの(6.1, 6.2など)は、「目標の中身に関するターゲット」で、アルファベットで表記されるもの(6.a, 6.b)は「ターゲットを実施する手段」を示したものになります。
- 6.1、2030 年までに、すべての人々の、安全で安価な飲料水の普遍的かつ平等なアクセスを達成する。
- 6.2、2030 年までに、すべての人々の、適切かつ平等な下水施設・衛生施設へのアクセスを達成し、野外での排泄をなくす。女性及び女子、ならびに脆弱な立場にある人々のニーズに特に注意を向ける。
- 6.3、2030 年までに、汚染の減少、投棄廃絶と有害な化学物質や物質の放出の最小化、未理の排水の割合半減及び再生利用と安全な再利用の世界的規模での大幅な増加させることにより、水質を改善する。
- 6.4、2030 年までに、全セクターにおいて水の利用効率を大幅に改善し、淡水の持続可能な採取及び供給を確保し水不足に対処するとともに、水不足に悩む人々の数を大幅に減少させる。
- 6.5、2030 年までに、国境を越えた適切な協力を含む、あらゆるレベルでの統合水資源管理を実施する。
- 6.6、2020 年までに、山地、森林、湿地、河川、帯水層、湖沼などの水に関連する生態系の保護・回復を行う。
- 6.a、2030 年までに、集水、海水淡水化、水の効率的利用、排水処理、リサイクル・再利用技術など、開発途上国における水と衛生分野での活動や計画を対象とした国際協力と能力構築支援を拡大する。
- 6.b、水と衛生に関わる分野の管理向上への地域コミュニティの参加を支援・強化する。
SDGsについては別のブログで記載しておりますのでそちらも参照ください。
日本の水について
今でこそ日本は水が安全なイメージがありますが、過去には大きな問題となっていました。
水俣病やイタイイタイ病などの公害です。
これらの公害は、工業廃水を無処理での排出や鉱山の廃水が原因でした。
このように企業やそのサプライチェーンでの環境破壊や人権問題に留意する必要があります。
これから取り組んでいくこと
持続可能な社会を実現していくためには、環境破壊や環境や人権に対して十分に配慮された商品やサービスを選択して買い求める「エシカル消費」を個人が高めていく必要があります。
私も環境に配慮した認証を受けた商品を調べ、普段使っている洗剤などをブランド・スイッチしていくことから始めて行きます。
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出典:外務省「SDGs(持続可能な開発目標)17の目標と169のターゲット(外務省仮訳)」https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/pdf/000101402.pdf
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